1954-10-13 第19回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第6号
○国務大臣(小笠原三九郎君) 向うで申述べました意味は、日本はカリフオルニア州一州よりも狭いところに八千七百万の人口がおつて、輸出貿易による以外には日本の生きる途はないんだ、然るにこの日本が生きなきやならん輸出貿易に対して、例えば或る国では関税がなかなか重い。現にアメリカではそういうことを言つておきました。
○国務大臣(小笠原三九郎君) 向うで申述べました意味は、日本はカリフオルニア州一州よりも狭いところに八千七百万の人口がおつて、輸出貿易による以外には日本の生きる途はないんだ、然るにこの日本が生きなきやならん輸出貿易に対して、例えば或る国では関税がなかなか重い。現にアメリカではそういうことを言つておきました。
それからさつきお話のございましたインドネシアとは、実は一億万ドルこの頃ちよつと超したのですが、朝鮮とインドネシアとでは焦付きができておりまして、待つて輸入は非常に歓迎ですけれども、輸出のほうはこの頃のふところ状態から申しますと、余り率直に言つて輸出貿易の増進は叫ばれませんが、併し他方向うと契約がありまして、船舶その他に、相当大きな契約がやはり行われております。
蔵相は、今年度五%から一〇%の物価下落を予想され、これによつて輸出貿易の振興をはかり、もつて国際収支の改善を実現せんと構想しておりますが、予算委員会の質問における答弁では、遺憾ながら確たる見通しはございません。
独禁法の問題でございますが、独禁法というものが一般の消費者とか中小企業とかいうものに対して、非常にいい結果を及ぼしておるということは、これは認めなければなりませんが、底の浅い日本の経済の地盤で、外国貿易をやつて行くというような場合には、私はもつとお説のようなことをとつて行きたい、こう考えておりますけれども、ただいまのところは取引法の改正くらいの程度で済まして行きますが、今後はやはりそういう趣旨に沿つて、輸出貿易第一主義
従つてこれによつて、輸出貿易をいかにはかるかということからまず出発し直していただかなければならないのではないか、目先の小さいことにとらわれておることなく、ここにおいて日本の進む基本的のことを、大臣の腹の中にすえてもらわなければならないと私は考えます。
今の注文は、あなたもお聞きになつたように、三千万ドルかそこらの外注をやつておるようなものでございまして、ことし多くても五、六千万ドルで、これによつて輸出貿易がどうとか、国内の産業構造をどう持つて行こうというような、そんな大きな問題では全然ございません。
従つて輸出貿易の促進が、経済不況打開の重要なかぎであることも自明のことでありますが、現在輸出貿貿のためにとざされている重要な地域へ——中共地区もその二つの地区でありますが、まずこの方面への輸出貿易を促進することも、目下の急務の一つであろうとわれわれは考ええるのであります。
○野原政府委員 日米加漁業協定のできました今日におきましては、日本の漁業をこの際できるだけすみやかに回復させて、従来のように思いきりこれを振興させ、漁獲を上げまして、これが加工その他によつて輸出貿易を盛んにし、外貨を獲得するというようなことは、国策としても漁業の振興の面で非常に大きな問題であります。
そうして国内で生産を増強することによつて食糧の輸入を防いで行く、そうしてそれだけのドル資金を日本の工業の原料、材料に振り向けて行く、そうしてそれを確保することによつて、輸出貿易によつて日本が資本の蓄積を考えて行く、これは日本復興のいろはなのです。
先般の臨時国会において決定された日本輸出銀行の設立もその趣旨によるものでありまして、同行は近く業務を開始する運びに至つておりますが、明年度におきましては、さらに一般会計及び見返り資金から合計百億円の増加出資を行い、その業務の拡張によつて輸出貿易の振興に多大の貢献をいたすことを期待しております。 しかしながら、特に緊要なことは輸入の促進であります。
先般の臨時国会において決定された日本輸出銀行の設立もその趣旨によるものでありまして、同行は近く業務を開始する運びに至つておりますが、明年度におきましては、更に一般会計及び見返資金から合計百億円の増加出資を行い、その業務の拡張によつて輸出貿易の振興に多大の貢献をいたすことを期待しておるのであります。(拍手)併しながら特に緊要なことは輸入の促進であります。
この資料に基いてよく調査することによつて、輸出貿易をせんとする場合に、あらゆる国々に対するその向け先というものがはつきりするものである。これを確立しなければならない。
それから物価においては大蔵大臣の言われるように横這い、それから統制は撤廃して自由経済にして行く、第四は貿易は対日援助が減つて輸出貿易を殖やして行く、この四つが予算編成の基礎條件になつておるという説明でございますが、そこで第一の給與ベースを引上げない根拠です。大蔵大臣の財政演説とそれから総理大臣の施政演説においては理由は違うわけなんです。総理大臣の方の理由は、物価と賃金と悪循環するから引上げない。
本案は、最近の国内経済の安定及び国際経済の動向よりいたしまして、国際経済との接触面がますます深まり、わが国の国際経済への参加体制をすみやかに確立することが必要になつて参つたこの際に、従来各部門にわかれておつた対外取引に関する諸法規を整備統合して一つの基本法をつくり、これによつて輸出貿易を原則として自由とし、また輸入を民間貿易に切りかえる等貿易の伸張をはかるとともに、国際慣行に合致した外国為替管理制度
従つてこの際従来各部内に分れておつた対外取引に関する諸法規を整備統合して一つの基本法を作り、これによつて輸出貿易を原則として自由とし、又輸入を民間貿易に切替える等貿易の伸張を図る三共に、国際慣行に合致した外国為替管理制度を確することが必要となつたのであります。これがこの法案を提案する趣旨であります。
従つてこの際、従来各部門にわかれておつた対外取引に関する諸法規を整備統合して、一つの基本法をつくり、これによつて輸出貿易を原則として自由とし、また輸入を民間貿易に切りかえる等、貿易の伸張をはかるとともに、国際慣行に合致した外国為替管理制度を確立することが必要となつたのであります。これがこの法案を提案する趣旨であります。
いわば非常に奇して関係でありますが、輸出が進めば進む程、日本政府が必死になつて輸出貿易を振興すればする程、今のこの会計と貿易会計の関連から言えば、一般会計からの繰入金が多くなつて、即ちそれだけ税金が多くなるということを極めて明白に示しておる。この点は政府側もはつきり認めておるところであります。こういうような部分的の点においても大きな欠陷があります。
一例を擧げて見ますれば、今まで官廰貿易によりますと、資材というものを先ず貿易廰において配給をし、その加工賃というものによつて輸出貿易の製品を作つておつたというのでありますが、今囘民間貿易に移りますと、民間自體の力を以て資材というものも心配し、その間相當の期間というものの危險も負擔するという事情になるのであります。
今度民間貿易再開によつて輸出貿易の振興に寄與することはもちろんであるけれども、特に重要なのは、向うの連中がまいりまして日本人と接觸し、意思の疎通をはかることによつて、この戰争中失われた國際信用をとにかく回復する。そういう方面に對する働きかけというものは非常に大きいのだ。
又更に今貿易関係の生産業者というものは、資金の面におきまして旱天に実に慈雨を求める如く皆首を長くして待つておるのでありますが、未だにこの解決がつかないということでありまして、國内全般に亘つて輸出貿易の阻害を來すというよう状態に陥つておるのであります。